2015年10月5日月曜日

直射日光を防げ!

パッシブデザインの要素の一つに、
「日射遮蔽」があります。
直射日光を遮って室内に熱が入り込まないようにすることです。
春、夏、秋の暑い時間帯に効果てきめんです。
夏なんて、常に必須です。


住宅の断熱性能が向上しつつある昨今、
この「日射遮蔽」ができていないと、室内は大変なことになります。
高断熱のため室内の熱は外に逃げにくいです。
「太陽の光」という形で熱が次から次へと室内に入ってきたら、、、
そりゃあもう、灼熱地獄の出来上がりです。

想像してください。
どんどん上がっていく気温。
汗だくの高垣。
効かないエアコン。

ね。辛いでしょう?


実例を挙げてこの家アカン!と言いたいところですがカドも立つので、
今日はぬるい感じでいきます。


皆さん、見たことあるかもしれない某賃貸アパートの写真から。



このシマシマ。
どこかで見たことあると思いますが、あえて口には出さないでください。

さて、このアパート。
この窓が南を向いていたらどうか?


南向きの窓には、『軒・庇』を付けてください!
と以前の投稿でも書きましたが、
この写真を見る限り、無いですね。軒。庇も。

下の図の、右端の状態。
太陽の光、超ウェルカムです。



窓の下の端から軒までの高さの0.3倍、軒を出すことで、
南側の太陽の光を遮ることが出来ます。

某賃貸アパートの写真では、
室外機が入っている「何か」がちょびっと出ているので、
状態としては、上の図の真ん中みたいな感じでしょうか。
軒としては全く足りていないので、
太陽の光、やっぱりとても招き入れちゃってます。



さて、コレじゃ暑いから終わってますねー、と指摘するだけでは芸がないので、
そんな時どうすればよいのか?という話をします。

たいしたことないです。
スダレかよしずを付けてください。
それだけです。
それだけで、劇的に変わります。




よく見ると、1階右端の部屋はスダレかけていますね。
暑かったんだろうと想像します。




さて、戸建住宅でできることは、これから更にいくつかあります。

前述のスダレやよしずに加えて、
・外付けブラインド
・オーニング
・アウターシェード
なんてモノもあります。


『外付けブラインド』


 かっこ良くて高性能。
 室内から外をシッカリと見ることが出来て、
 風も確実に通す。

 以前ドイツに行った時、あちこちで見ました。
 外付けブラインドだらけ。
 超おすすめですが、ちょっとお高いです。
 興味のある方は、また聞いてください。
 見積を取ってみるとよいです。


『オーニング』


 カフェとか店舗で見かけることが多いかも。
 みょ〜んと伸びて、日射を遮ってくれます。


 
『アウターシェード』


 YKKAPだと、こんな商品もあります。
 まあまあ安価です。
 前述2つの「外付けブラインド」「オーニング」に比べると、かなり、お手頃です。

 先日、コラボのスタッフが自宅に設置しました。
 その写真がコレです。



 外から見た感じ。
 シンプルで、サッシに取り付けられるので、外観もそんなに邪魔しません。



 室内から見るとこんな感じ。
 想像以上に、外が見えます。

 風をツーツーに通すわけではないので、
 風通しを考えると、設置方法を検討する必要ありです。
http://blog.livedoor.jp/collabohouse/archives/1878679.html

使い心地等は、設計の西村に聞いてみてください。



直射日光を防ぐ方法は、必ず作っておくべきです。
でなければ、灼熱地獄は決定です。
覚えていますか?汗だく高垣ですよ!


デザイン上、軒や庇を作ることが難しければ、
外付けブラインドやアウターシェードを設置することを検討したり、
スダレをつけやすいように窓上にフックを設置しておいたり、
手はいくらでもあります。
費用だって、大小様々に、予算に合わせてできることはいくらでもあるんです。

何もせず、ただ、軒・庇が無いんだよねーあはは。だけは避けてください。
確実に後悔することになります。

もし、軒ゼロな家を提案されてしまった場合は、
日射遮蔽がどれだけ大切か、理解しているかどうかを聞いてみると良いです。
コラボハウスでは既に常識となっているような「日射遮蔽」も、
不勉強な建築関係者にとっては、知らない情報になってしまっていますので。

建築関係者の不勉強がお客さんの不利益になるのは嫌なので、
是非、ココだけは失敗しないよう、注意してください。


快適な家ができますように!


コラボハウス一級建築士事務所
高垣 吾朗

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